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どうしてかゆくなるの?メカニズムを解説

2019年09月05日
マスクをかけている女性

かゆみは、様々な原因で起こりますがメカニズムの一つには、異物の侵入が影響しています。
かゆみを起こす原因物質には植物、金属類や化学物質、海老やカニ、小麦粉といった食品類そして虫です。
虫の場合代表となるのは、蚊や蜂で皮膚に直接刺したり吸血したりしますが、その時に毒などの分泌物を体内に残すためアレルギー反応が生じます。
化学物質は主に洗剤類に含まれており、今まで何もなかったのに、ある日突然反応する、ということがあります。
銘柄を変えただけでもアレルギーになってしまうことも多いのです。

近年注目されているのは日光で、光アレルギー性接触皮膚炎とも言います。
他のものと同じように発疹や水ぶくれ、ぶつぶつができ、強いかゆみを伴います。

かゆみのメカニズムは、体に異物が侵入すると免疫細胞が働き抗体を作りますが、再度その原因となるアレルギー物質が体の中に入った時、前回作られた抗体が過剰に反応し、ヒスタミンを分泌します。
このヒスタミンが知覚神経を刺激してかゆみ、として脳が認識します。
脳が、ヒスタミンによって知覚神経が刺激されかゆいものだと認識し伝わるのと同時に、実はそのかゆみという刺激が神経の末端にも伝わっています。
その際神経伝達物質である神経ペプチドを放出させるのですが、この神経ペプチドが免疫細胞を刺激して再びヒスタミンを分泌させかゆくなるのです。

つまりアレルギー物質が体内に入り、抗体ができ、脳と神経の末端に伝わりヒスタミンを放出させ、脳が再びかゆいと判断し、引っ掻く、という悪循環を作り出しているのです。
かゆみを止めるにはこの悪循環を改善しなくてはなりません。

そしてかゆみは皮膚の状態が悪いことからもきています。
皮膚は表皮、真皮、皮下組織で成り立っていますが、表皮の油分と水分が失われてしまうと、ドライスキン状態になります。
皮膚の状態が滑らかではなくガサガサとしているのは油分、水分が減少している状況で、このような時はちょっとした刺激にも反応し、かゆみが生じてしまいます。
ですので、日ごろから保湿をして皮膚の状態を良くしておかなくてはならないのです。

また、体の健康状態によってもかゆみは生じます。
日ごろから疲労感があったり、ストレスがかかる時間が長かったりすると免疫力が低下します。
免疫力が低下すると様々な感染症にかかりやすくなりますし、いろいろなものが体内に侵入しやすくなるのです。
疲労やストレスを感じたときは無理をせず、1回立ち止まって休むことが必要です。