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アトピー性皮膚炎は湿疹と強いかゆみに襲われる

2019年10月30日

アレルギー疾患の中でストレスを感じやすく長きにわたって治療をしなくてはならないのがアトピー性皮膚炎です。アトピー性皮膚炎は子供がなりやすく、大人になるにつれ鼻炎に移行していくことが多かったのですが、近頃では大人になってもアトピー性皮膚炎が改善されなかったり、大人になってからアレルギー疾患を発症したりすることが増えています。主な症状はかゆみのある湿疹ができることで、その状態が良くなったり悪くなったりを繰り返します。

アトピー性皮膚炎の主なアレルゲンはほこりやダニ、カビです。アレルゲン以外で刺激になっているものとしては季節の変わり目や梅雨時期、ストレス、湿度や汗があります。親がアレルギー体質であれば遺伝によってなることも多いです。

アトピー性皮膚炎の場合、乾燥肌であると肌バリアがうまく働かず強いかゆみが生じます。かゆみは昼夜問わず起こるので無意識のうちにひっかいてしまい、さらに肌の状態を悪くしてしまいます。小さい子供の場合は、加減がわからないためひっかきすぎてしまい、黄色ブドウ球菌を原因とするとびひになりやすくなります。

年齢によってもかゆくなる場所が異なり、幼児期から学童期にかけては脇の下やひじ、ひざの関節部分、首になりやすいです。耳たぶが少し裂けてしまう耳ぎれといった症状も出てきます。思春期ごろには乾いたような感じの湿疹が様々な場所にでき、その湿疹の部分が白い粉を吹いたような状態になってかゆみが生じます。大人になると指に出やすくなり、爪から第2関節部分にかゆみが出てきます。指は頻繁に使うものであるためその対処に困ることがあります。

アトピー性皮膚炎は体質や遺伝といった要因はありますが、皮膚に受ける刺激によって発症するので、刺激をしないためにも乾燥肌にならないようにします。そして肌の状態を改善していきながら適切に薬を使用することが大切です。

アトピー性皮膚炎の場合、スキンケアや悪化してしまう原因の対策、そして薬による治療が基本です。薬は主にステロイド外用薬と保湿剤が使用されますが、副作用が気になりステロイド外用薬を使用したがらない人もいます。ステロイド外用薬は塗り薬であり服用しているわけではないので、免疫抑制などは起こりません。それよりも自分の判断で薬を使用することをやめてしまうことの方が、より症状を重くしてしまいます。皮膚科を受診し、皮膚の状態を良く診てもらい、適切な治療をすることが改善へとつながります。